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◆硫黄島からの手紙
1部の「父親たちの星条旗」は、硫黄島を占領した後の英雄たちのその後を描いています。
一方「硫黄島からの手紙」は、戦場で戦う兵士そのものに焦点を当てています。
硫黄島を舞台に、全く違った観点で、違った切り口で「戦争」を描いています。
クリント・イーストウッドは、巨匠ですね。
すごい!
◆戦場で
全編日本語、しかもほとんどが日本人キャストによるアメリカ映画。
アメリカ映画が日本を描くと、いつも違和感を感じるのですが、この映画に限ってはそんな印象は皆無です。
日本人監督でも描けなかった「日本映画」の感があります。見事です。
アメリカ留学経験を持つ栗林中将とパン屋を営む一平卒を中心に「戦争」が展開されています。
生きて戦うことを主張する幹部と死を選択する下士官、退却しながら兵力を温存する考えと突撃して散ろうとする考えなど、高級幹部と下士官との軋轢も見事に表現されています。
太平洋戦争後半には、軍幹部の意見は分かれていましたし、現地においても指揮命令系統はずたずただったという話を聞いたことがあります。
そのあたりもクリント・イーストウッドは嫌味なく自然に演出しています。
硫黄島からの手紙、見事な作品です!
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